今回は、Panasonicのビルトイン深型食洗機について。
我が家はずっと置き型の食洗機を使用していましたが、パナソニックホームズで建てた新居に入居し、初めてビルトイン食洗機になりました。
入居後1か月の時、
・思ったより食器が入らない!
・運転時間が長い!
と、半ば愚痴のような使用レビューを書きました💦
現在、入居から3年以上が経過し、改めてPanasonicビルトイン深型食洗機のレビューをしてみたいと思います!
食器の並べ方には慣れた。でも相変わらず沢山は入らない。
使用1か月時点のレビューでも記載した、「食器が思ったより入らない」という問題。
使用期間が1年半となった現在、どうなのかというと・・
食器の入れ方にはだいぶ慣れたけれど、「沢山は入らない」という感想は変わらない
といった感じ。
公式スペックとしては約6人分(44点)の食器容量があるとされていますが、実際にはなかなかそこまでは難しい、というのが実感です。
実際に、我が家にある食洗機に並べやすい食器を目いっぱい並べた写真がこちら
カトラリーに関しては考えないものとして、上段にコップが10個。
下段はお皿と小皿で24個
合計34個の食器を並べられました!
これは、あくまでも食洗機に入れやすい同じような大きさ、形の食器をずらっと並べた結果。
実際の食事の際には使用する食器の大きさや形はバラバラで、これほどの数は入りません。
【実験してみた】汚れ落ちもいまいち。余洗い必須!
これが我が家だけの感想だとしたら、非常に申し訳ない話なのですが・・汚れ落ちは大分いまいちだと感じます。
食洗機の使用自体が初めてであれば、最初から「こんなもんか」で済んだかもしれません。
けれど、以前使用していた同じPanasonicの置き型食洗機と比較してしまうと特に感じます!
主観的には、まず洗浄力自体が弱い。
そのため、沢山食器を入れれば入れるほど食器同士のちょっとした重なりなどでも上手く洗えずに、汚れが残ってしまう。
結局、食器を詰め込まない、重ならない工夫はもちろん、事前に余洗いするという手間がかかってしまっています💦
我が家の場合は置き型食洗機に比べると、余洗いをしっかりしないと汚れ残りが多く、洗い直しになることが格段に増えました
実際の汚れ残りの様子を実験!
ガラス容器に入ったプリン。食べ終わりの状態の写真です。
ちょっとお目汚しな写真を失礼します💦
このプリンの空容器をそのまま食洗機に入れてみます!
そのまま標準コースで洗浄したところ…
仕上がりはこちら!
取り出した時には「綺麗になってそう!」と思ったけれど、よく見ると…フチに汚れが残ってます💦
もちろんPanasonicの食洗機は余洗いが推奨されているので、今回は余洗いせずに入れたから汚れが落ち切らなかった、というものあると思いますが
このフチの汚れを落とすような余洗いをするなら、手洗いしちゃう方が早い!ってなっちゃう!
普段の食器は余洗いしていますが、取り出してみたら汚れが落ちていなかった、なんてこともかなりあります💦
運転時間はもちろん変わらない。結果、どうなったのか?
これも1か月後の使用レビューに記載した問題ですが、運転時間に関してはもちろんどれだけ長く使っても変わるわけではありません。
置き型食洗機を使用していた際には調理器具を食洗機で洗浄している間に食事をし、食事が終わるころには洗浄が終了しているため2回目に食器を洗浄する、という使い方をしていました。
残念ながら、ビルトイン食洗機ではこれは出来ません。
では、どうなったか?というと
結局、手洗いが増えたという状況です。
我が家の現在の平日夜の洗い物は、平均して
①子ども(小学生1人、未就学児2人)と私の夕食で使用した食器
②子ども3人分の水筒
③未就学児2人のお弁当箱と箸のセット
④夕飯の調理で使用した調理器具、炊飯器の内釜など
といった量。
ほとんどの日は①,③と、②,④の一部が入れば良い方です。
入りきらなかった物たちは、結局手洗い。
手間も、洗ったものを置いておく場所も余計に必要になってしまっています💦
ここまでまたまた愚痴モードでのレビューになってしまっていますが、だんだん「何がこんなに置き型食洗機と違うのか?」と疑問になってきました。
そこで、ここからはビルトイン食洗機と置き型食洗機の比較をしながら、我が家のビルトイン食洗機を快適に使用する方法がないかどうかを検証してみます!
Panasonicの食洗機。ビルトイン深型と置き型を比較する
今回比較するのは、ビルトイン食洗機は我が家で使用している深型のQSS45VD7SDと、置き型食洗機は実物は既にないので、カタログでの比較です。(一部昔の置き型食洗機の写真も使用します)
洗浄方法はほぼ同じ
両方のカタログを比較すると、洗浄方法は洗剤液をヒーターで汚れが落ちやすい温度まで加熱して噴射し、高圧水流ですすぐというもので、どちらも概ね同等ではないかと思われます。
強力水流が高さ2mにも飛ぶ強さだということも、どちらにも記載がありました!
違いは食器の入れ方、使用水量、洗浄ノズル
一方で、違いがあるのは①食器の入れ方、②洗浄ノズル、③使用水量ではないかと思いました。
①食器の入れ方に関しては、言わずもがなビルトイン食洗機は上から、置き型食洗機では前からになります。
それに対して②洗浄ノズルの位置や数は・・
現在我が家で使用しているビルトインタイプは底面に上下2つのノズル。
置き型食洗機はファミリー向けのレギュラータイプではカタログ上は上、下×2、背面の合計4つ。(写真は全部は撮れていません)
そして、③使用水量に関しては、我が家のビルトイン食洗機は庫内容量約60ℓに対して、使用水量は約9.0ℓ。
置き型食洗機は庫内容量約50ℓに対して、約11.0ℓ。
これらはカタログスペックだけで単純に比較できる部分ではないかもしれませんが、
ビルトイン食洗機は、置き型に比べると庫内容量が大きく、上から入れた食器に対して下から、少ない水量で洗浄している。
置き型食洗機は、ビルトインより庫内容量が小さく、前方から入れた食器に対して上下・背面からより多い水量で洗浄している。
ということになるかもしれません。
私なりに検証した結果ですが、これが合っているとすると・・ビルトイン食洗機の方が洗浄能力が劣るのは当然と言えば当然?!とも思えてきます💦
もちろん使用水量が少ない事=悪、ではありません。節水は大事です!
洗浄能力が劣るかもしれないビルトイン食洗機。解決方法はないのか?
洗浄能力が劣るかもしれないビルトイン食洗機をより快適に使用するためには、どうしたよいのでしょうか。
私なりに検討した結果は、こちら!
上位グレードの3D Planet Armに期待!
我が家の使用するビルトイン食洗機は、グレードとしては当時下から2番目の節水のタイプです。
それより上位の数機種は、操作パネルの位置が変わったりECONAVIが付いたりと色々な違いがありますが、洗浄ノズルが3D Planet Armというものに変わります。
上かご専用のセンターノズルが搭載され、洗浄能力がより高くなっているとのこと。
実際に使用していないのでわからないですが、現在の我が家の物よりはもちろん洗浄能力が高いはず!と期待できます!
今回改めて色々と調べてみたことで、食洗機を選択した当時は考えていなかったことが色々と浮き彫りになり、上位グレードへの差額をケチった自分たちを呪いたい気持ちになっています😑
我が家と同じ轍を踏まないよう、これからビルトイン食洗機を選ばれる方には、ぜひ上位グレードの機種をおすすめします!
普段の使用で洗浄能力を最大限に引き出す工夫は、食器を沢山入れすぎないこと!
洗浄能力に関して普段の使用で工夫できる点としては、食器を沢山入れすぎない!ということに尽きると思います。
食器同士の隙間が狭ければ狭いほど、洗剤液や水流が届きにくいのは間違いありません。
洗い残しを減らすためには、ぜひゆとりをもって使ってください✨
ただし、ゆとりをもって使用する場合はただでさえ「食器が沢山入らない!」と言っているにも関わらず、更に量が入らなくなります。
その分手洗いが増えたりしますね💦
まとめ
Panasonicのビルトイン深型食洗機を1年半使用した結果、
・食器があまり沢山入らない
・運転時間が長い
という使用開始直後に感じていた感想以外にも、
・置き型食洗機に比べ洗浄能力が劣り汚れ落ちが悪いため、余洗いの手間を要する
という現状がありました。
汚れ落ちの悪さは、置き型食洗機と比較して
食器の入れ方やそれに対する洗浄ノズルの位置や数、使用水量が異なることがカタログから読み取れ、洗浄能力が劣る可能性を見つけました。
それを補うためには、上位グレードの機種にすることで
3D Planet Armという洗浄ノズルになり、洗浄能力のアップが期待出来るのではないかと思われます。
これから食洗機を選択する方には、上位グレード機種をおすすめしたいです!
以上が、Panasonicビルトイン深型食洗機の使用1年半後のレビューです!
どなたかのお役に立てると幸いです✨
コメント